こんなにも面白い高校野球

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グローブ

控え野手の役割

日本のプロ野球では25人まで選手をベンチに入れることができます。しかし、スターティングメンバーに入れるのはDH制を採用していても10人と少なく、残りの15人は数合わせだと考えている野球を知らないかたも多くいます。

投手については中継ぎや抑えの役割が大きくなっていることもあってそのような印象は薄くなっていますが、控え野手では各チームはどのような役割をもって控え野手を選んでいるのでしょうか。

控え野手に求められている第一の役割はバックアッパーです。野球の試合ではレギュラーが試合中いつ怪我をするかわかりません。そのためもしレギュラーにアクシデントが起こって試合に出場できなくなった際の代わりに途中出場するのが控え選手の主な役割となります。

ある一つの能力に特化している場合、試合の切り札として投入するため、控えさせておくケースもあります。例えばプロ野球では基本的に投手に打撃を期待することができないため、チャンス時にピッチャーの打順が回ってきた際に勝負強い選手が代打として登場することがあります。

また、試合終盤守備に不安がある場合には、守備がうまい選手を守備固めとして送るケースも存在します。

このようにプロ野球では先発選手9人で乗り切ることが度々ある高校野球とは違い、控え選手にも明確な役割が存在します。
先発選手だけではなく控え選手の特徴を理解しておくとあの選手はこのような場面で出してくる可能性が高いと予想することができるのです。