こんなにも面白い高校野球

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銅像

松坂世代の今・・・甲子園を沸かせたヒーローたちの現在の姿に迫る

時代は平成から令和に移り変わり、プロ野球界では佐々木朗希や奥川恭伸が入団し、新たな時代のスターの誕生を待ちわびています。そんな中、松坂大輔の西武ライオンズ復帰というニュースが紙面を賑わせました。

松坂と言えば、平成の野球界を牽引した誰もが知るスーパースターです。高校卒業後、プロ1年目から16勝をあげいきなり最多勝のタイトルを獲得すると、その後日本のエースとして国際大会でも活躍し、メジャーリーグに渡って活躍し続けました。

球史に残る活躍の松坂ですが、すごいのは松坂だけでなく、彼の世代は日本プロ野球界稀に見る大豊作な世代と言われ、世代を牽引する松坂の名前に肖って「松坂世代」と呼ばれています。

松坂世代には、日本代表の4番を担った村田修一、通算奪三振率歴代トップを誇るレジェンド左腕杉内俊哉、ソフトバンクホークスの左腕エースとして活躍しメジャーにも渡った和田毅、日本の守護神藤川球児と錚々たるビッグネームが名を連ねています。

そんな松坂世代の選手たちは、甲子園を沸かせ、日本プロ野球を牽引し、現在何をしているのでしょうか?

村田、杉内の両名はFAで読売ジャイアンツに移籍した後、それぞれ引退しジャイアンツの2軍コーチを勤めています。村田はジャイアンツ退団後独立リーグを経た経験を、杉内は晩年怪我で苦しんだ経験をそれぞれ若い選手に伝えています。

ジャイアンツの2軍コーチには、高校時代杉内との投げ合いでファンを沸かせ、プロ入り後新人王を獲得した木佐貫洋や高校時代に世代N0.1キャッチャーと呼ばれた実松一成など、松坂世代が多く在籍しているので、ファンには堪らないコーチ陣容となっています。

和田、藤川はメジャーへと渡った後日本に帰国。それぞれ日本で活躍していた頃の古巣に戻って今も現役を続けています。

他にも、楽天創設初めてのドラフトで指名した平石洋介は引退後、楽天の監督を務め、現在はライバル球団であるソフトバンクホークスの1軍打撃コーチに就任していたり、横浜ベイスターズ(当時)にドラフト1位指名され1軍でもシーズン20本塁打以上を記録しながら、引退後は格闘家に転身しその後起業した古木克明、ヤクルトのエースとして活躍し、引退後楽天のコーチ就任が発表された館山昌平など記録にも記憶にも残る選手たちが様々な人生を歩んでいます。

未だ現役で活躍を続ける者、指導者として次世代のスターを育てる者、野球とは別の道で輝く者、それぞれの道を進んでいく松坂世代に今後も目が離せません。